内視鏡診察日程
- 下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)《月・火・水・木・金・土(応相談)》
設備
胃カメラは平日・土曜日の午前、大腸カメラは平日(午前中に前処置、午後に検査)に行っています。ご希望の方は胃カメラと大腸カメラを同日に続けて受けることも可能です。基本的に予約制ですが、胃カメラに関しては、絶食で来院されると当日に受けることも出来ます(予約の方が優先になるため、お待たせすることがあります。)。当院では、経験豊富な消化器内視鏡学会専門医が検査を担当します。
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
日本人を含むアジア人は欧米人に比べて、胃ガンになりやすい人種と言われています。食生活の欧米化やピロリ菌の治療などにより、以前に比べると胃ガンの発症率や死亡率は低下してきましたが、現在も癌の中では上位を占める病気です。また、喫煙/飲酒の習慣により食道ガンも近年増加傾向にあります。検診ではバリウム検査も行われていますが、早期のガンはバリウム検査では発見できない場合が多く、CT検査や超音波検査でも発見は困難です。胃ガン/食道ガンの早期発見には定期的な胃カメラが必須と言えます。
部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)
一般的に大腸カメラは午前中に便をきれいにするための「前処置」を行い、午後から検査を行います。大腸カメラは症状のある場合はもちろん、大腸癌検診の二次検診で行われることが多い検査です。この際、大腸ポリープが見つかることがあります。大腸ポリープの一部は大きくなると癌化を起こし、成長を続けると最終的には命に係る進行癌へと進展します。癌化の可能性のあるポリープは「癌の元」と考えて切除する必要があります。当院では一定の条件を満たしたポリープに対して、内視鏡的切除術を行っています。
大腸カメラは検査時に多量の空気を必要とするため、検査後にお腹が張った状態がしばらく持続します。これが結構な苦痛となってしまうため、次回以降の大腸カメラを受けたくないと仰る方もいます。最近では空気ではなく二酸化炭素を使用することで、お腹が張った時間を短くすることが可能になりました。二酸化炭素は空気と比べて100倍以上の吸収率があり、吸収された二酸化炭素は呼気として体外に排出されます。つまり、検査後は速やかにお腹の張りが改善されるため、苦痛をかなり軽減することが出来ます。当院でも二酸化炭素を導入しており、多くの患者様から好評を得ています。